屋外遊びが近視を防ぐ
3年間の追跡調査の結果、近視の発症は屋外遊びを奨励したグループで30・4%、通常の生活パターングループでは39.5%でした。その差は9.1%と、屋外遊びを奨励したグループで、統計学的にも有意に少ないという結果になっています。
近視発症は遺伝的要素や環境的要素が複雑に影響しており、この研究だけで因果関係を決定することは難しいかも知れません。しかし、屋外活動が小児の近視発症を予防する可能性を示した貴重な報告といえそうです。