【前立腺肥大症手術】湘南鎌倉総合病院・泌尿器科(神奈川県鎌倉市)

公開日: 更新日:

「PVPの難点を挙げるとするなら、蒸散するので組織を採取できないことです。そのため、PSA検査(腫瘍マーカー)で少しでもがんの疑いがあれば、必ず生検でがんがないことを確認してから手術をします」

 PVPのレーザー機器の国内の導入台数は約80台(2016年1月時点)。同科は、神奈川県内の医療施設で2番目の導入になるという。

「これまで尿閉になっても手術を受けられなくて、薬物療法を続けてこられた患者さんはたくさんいます。PVPはそのような患者さんにも手術の可能性を広げることができます。急性尿閉は、総合感冒薬(かぜ薬)の使用や飲酒が原因のことも多いです。PVPで手術をすれば、薬物療法をやめられるだけでなく、お酒も安心して飲むことができます」

データ
 徳洲会グループ(73施設)の基幹病院。
◆スタッフ数=常勤医師2人、非常勤医師2人
◆年間初診患者数(2015年)=385人(うち前立腺肥大症の患者約3割)
◆前立腺肥大症の年間手術件数(同)=25件

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」