作業療法士が徹底解説 快眠法のウソとホント<前編>

公開日: 更新日:

 ただし、光を感知させるのは起床から4時間後までがリミットになる。

■風呂から上がったら1時間はベッドに入らない

④寝る前に運動したほうがよい…△

 深部体温(内臓の温度)が高くなると活発になり、低くなると眠くなる。また、深部体温が最も上がった状態から、最も下がる状態までの“勾配”が大きければ大きいほど眠気は強くなる。

 運動は深部体温を上げる。そのため、就寝前に運動すれば、就寝時は急激に下がって入眠しやすくなり、睡眠の質も上がる。ただし、深部体温が最も上がった状態から最も下がるまでには1時間程度の時間が必要だ。

「就寝直前に体を動かし、深部体温が下がっていない状態でベッドに入ると寝つきが悪くなります。また、ジョギングやジムでの筋力トレーニングなどの激しい運動は、深部体温をよりアップさせるので、それだけ下がるまでに時間がかかる。熟睡するために運動するなら、就寝1時間前までに体がポカポカする程度の負荷にしておくのがおすすめです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」