高齢者の認知症予防にはパソコンの使用が効果的?
脳の海馬容積が小さくなるというのは、認知症の発症リスクが高まることを示唆しています。
つまりパソコンの使用時間が長くなると、認知症の発症リスクが低下する可能性が示されているのです。
しかしながら、この研究では海馬の容積を検討したのであって、認知症そのものの発症頻度を検討したわけではありません。パソコンの使用で認知症を予防できると結論することは難しいように思いますが、論文の著者らは、「パソコンの使用時間が短くなってきている高齢者では、認知症の兆候を早期に発見できるかもしれない」と述べています。