【ニキビ】スクラブ入り洗顔石鹸は使わない方がいい

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 大半は思春期にできるので「青春のシンボル」と呼ばれるが、成人になっても発症する「大人ニキビ」も少なくない。ニキビはどうしてできるのか。山手皮フ科クリニック(東京・高田馬場)の豊福一朋院長が言う。

「ニキビの原因は3つ。①『皮脂を分泌する脂腺が大きくなる』②『毛穴の角化の進行』③『アクネ菌(ニキビ菌)の増殖』です。脂腺が活発になって皮脂の分泌量が多くなるのは、男性ホルモンの影響。ですから、男女とも男性ホルモンの分泌がピークとなる思春期から20代半ばに、ニキビもできやすいのです」

 毛穴が古い角質でつまると、毛包内に皮脂を好むアクネ菌が増殖しやすい環境になる。この状態を「面皰」と呼ぶ。面皰は炎症のないニキビで、毛穴の閉塞した「白ニキビ」と、毛穴が開いて中の黒い内容物(汚れ)が見える「黒ニキビ」がある。

「毛穴の中で増殖したアクネ菌は炎症を起こす物質をつくります。面皰に炎症が起きて、赤く少し盛り上がった状態が『赤ニキビ』。炎症がさらにひどくなり、膿がたまると『黄ニキビ』になります。家庭でのケアが大切なのは、炎症が起こる前の面皰の段階。毛穴のつまりが取れれば治ります」

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