【ニキビ】スクラブ入り洗顔石鹸は使わない方がいい
白ニキビや黒ニキビができたと思ったら、低刺激の洗顔石鹸でこまめに洗顔する。細かい粒を含んだスクラブ入り洗顔石鹸は使わない方がいい。皮膚の表面を削ってしまうので、頻繁に使うと逆に悪化させてしまう可能性があるという。
洗顔と併せて、市販のニキビ治療薬(塗り薬)を使うのもいい。含まれる成分には、角質を軟化させたり、皮脂を吸収したりする作用があるので、面皰であれば効果は期待できるという。
「炎症を起こした赤ニキビの状態になったら、もう受診した方がいい。膿がたまった黄ニキビは、自分で勝手に潰してはいけません。傷口から細菌が入り込んで、余計に悪化させてしまいます」
黄ニキビの炎症が皮膚の深くにおよぶと、指で触るとコリコリとした「硬結」と呼ばれるシコリができる。さらに悪化すれば皮膚の中にふくろ状に大きくなった「嚢腫」ができる。硬結や嚢腫ができてしまうと、治療をしても皮膚表面にデコボコの瘢痕が残る確率が高くなるという。
「いまの処方薬の主流は『過酸化ベンゾイル』や『アダパレン』を配合した塗り薬で、1日1回の使用でいい。予防薬としても使えて、とてもよく効きます」