【溺れた】意識のない人に無理に水を吐かせてはいけない

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 次は人工呼吸。まずは気道を確保するために、片手で溺れた人の額を押さえながら、もう片方の手の指先を顎の先端に当てて持ち上げる。この状態で1回1秒かけて息を吹き込む。2回やったら、再び心臓マッサージに戻るようにする。

「心肺蘇生法をやっている最中に水を吐く場合もあります。そうしたら、すぐに顔を横に向けて口を開かせて、吐いたものを指でかき出して、拭いてから継続してください」

 心肺蘇生法を1人でずっと続けるのは、かなり大変(疲れる)。できたら、5サイクルごとに周囲の他の人と交代しながら続けた方がいいという。

 また、途中で意識が戻ったり、心肺蘇生法が必要でない場合でも、溺れたら必ず医療機関を受診することが大切。水が気道に入り込んでいると、後に誤嚥(ごえん)性肺炎を起こす場合があるからだ。

「泳いでいて、足がつると溺れる原因になります。足がつるのは『冷え』や『脱水』による電解質のバランスが悪いことで起こります。一度、足がつったら水泳は中止した方がいいでしょう」

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