【喉の腫れ】イスに姿勢よく座り下顎を前に突き出し首を伸ばす

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「口の中が腫れぼったい、喉のかゆみや違和感があるという程度の症状であれば軽症ですが、喉の痛みに加えて、息苦しさ、じんましん、吐き気、腹痛、下痢などを伴うようなら『アナフィラキシー』を起こしていると思った方がいい。すぐに救急車を呼ぶべきです」

 アナフィラキシーとは、短時間のうちに全身的に強いアレルギー症状が出る反応のこと。

 血圧の低下や意識障害を起こす「ショック症状」、気道の腫れによる「窒息」で死に至る恐れがある。

「アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための自己注射薬『エピペン』がなければ、血圧低下を防ぐためあおむけで足を30センチほど上げた姿勢で救急隊員の到着を待ちましょう」

 ただし、喉が痛いからといって市販の非ステロイド性消炎鎮痛薬(エヌセイズ)を飲んではいけない。それは軽症のアレルギー反応のときも同じだ。薬剤によるアレルギーをさらに引き起こす可能性がある。

「救急車を待っている間は、水分なども飲まないほうがいいでしょう。喉が腫れているので、無理に飲ませようとすると誤嚥(ごえん)する恐れがあるからです」

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