TVグルメ情報は見れず…田中健さん急性膵炎の苦しみ語る
結局、3週間弱で退院した後、食生活は大幅に変わりました。僕の場合、脂物とアルコールの取り過ぎが膵臓に負担をかけていたので、その2大原因を激減させたのです。それまでは、天ぷらやカツ丼といった脂物が大好きで、そればかり食べていました。40代ぐらいまでは“野菜なんか食べなくていい”と思っていたくらいバランスや栄養には無頓着で、背中には吹き出物がいっぱいでした。
お酒はもともと量を飲む方ではなかったのですが、芝居のことで大きなストレスを抱えていた時期に、珍しく毎晩アルコールを飲んでいました。ビールにウイスキーを混ぜたりして、酔えれば何でもよかった。そんなふうに酔わないと眠れない状態が3カ月ぐらい続いた頃に、あの痛みがきたのです。
■退院後は大好物の脂物とアルコールを激減させた
いまはアルコールは、うんと調子がよくても缶ビール1本ぐらい。脂は基本1日3グラムです。厳密ではないですが、妻がいろいろ頑張ってくれています。おいしく作ってくれるので、脂抜きの食事にもだんだん慣れてきましたし、もう妻には頭が上がりません。