TVグルメ情報は見れず…田中健さん急性膵炎の苦しみ語る

公開日: 更新日:

 天ぷらやカツ丼も食べたいですけど、あの痛みを思い出しててんびんにかければ、たいていは耐えられます。でも昨日は外でたまたまステーキを食べて、妻にすごく怒られました(笑い)。食事のときは、まず野菜が先。多めの野菜を食べるようになってからは背中の吹き出物が消えて、いかに食事が体をつくっているかを知りました。

 病気をしたことで一番良かったのは「自分がわかったこと」です。ずっと、脂の取り過ぎや野菜不足にも気づいていなかったわけですから。あと、外食をしなくなったことで、ケーナの練習時間が増えました。本当に楽しくて3~4時間があっという間。最高の癒やしです。

 いま頑張っているのは禁煙です。入院中にもこっそり吸っていたくらい愛煙家でしたが、妻に背中を押されて、つい最近「禁煙外来」に通い始めました。たばこがまずくなる薬があって、徐々に減煙中。ただ、その薬が高いんですよ。3カ月間は保険が効くんですけど、その後は自費になるので、それまでにやめようとプレッシャーです(笑い)。

▽たなか・けん 1951年、福岡県生まれ。75年、映画「青春の門」、ドラマ「俺たちの旅」で脚光を浴び、数々の映画やドラマに出演。ケーナ(南米の民族楽器・竹笛)の奏者としてライブ活動も行っている。11月5日からWOWOW連続ドラマW「石つぶて~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」がスタート。来年1月10日から舞台「ぼくの友達」(DDD青山クロスシアター)に出演予定。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”