「心の中で一緒に生きている」若くして子供を亡くした親はそう心に決めて生きていく
“よく頑張ったね”と心から褒めてやっています。
今日の寝顔は本当に素晴らしいです。
悲しいのですが、M子は私たち家族の誇りです。
M子はみんなのものになりました。
これからもいつもいっしょにいてあげて下さい。
お願いします。
そういう想いに支えられてきっとM子は生き続けます。
そして、私たちは日曜日を“M子の日”と決めました。
死者は両親、家族、友達の中で生き続けます。残された人は、残された親は「心の中で生きている。一緒に生きている」と自分を納得させ、無理やりかもしれませんが、そう心に決めて生きるのです。そうしないと生きていけないかもしれないのです。
いとうせいこうさんは、「想像ラジオ」(東日本大震災で亡くなった人たちの声を集めた小説)の中で、「死者を思うことで、私たちは死者に心を支えてもらっている」と書いています。