ヘビースモーカーでもがんにならない人がいるのはなぜ?

公開日: 更新日:

「薬物や毒物を体外へ排出するための物質にする反応を薬物代謝、それを促すために欠かせない酵素を薬物代謝酵素といいます。たばこの場合、CYP2A6と呼ばれる薬物代謝酵素が、たばこの煙に含まれるニトロソアミンと呼ばれる発がん物質を活性化することがわかっています。ただし、CYP2A6の遺伝子には遺伝子多型がある。そのため型の違いにより、同じ喫煙者であってもがんになりやすさが決まっているのではないか、と考えられているのです」(一石英一郎教授)

 もちろん、たばこががんを引き起こす原因は他にもさまざま考えられる。

 例えば、修復酵素の機能の違いだ。

「ニトロソアミンという発がん物質が活性化され、DNAに結合して複数の遺伝子が傷ついたとしても、すぐにがんを発症するわけではありません。傷ついた遺伝子のほとんどは、修復酵素によって修復されるからです。この修復酵素の能力の違いも、がんリスクを大きく左右することになります」(一石英一郎教授)

 なお、たばこは肺がん以外に、胃がん食道がん、膵臓がん、子宮頚がん、肝がん、大腸がんなどと関係することがわかっている。今後、たばこによるがんについては、新たな発見が報告されるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?