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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

全身の対策を 体を老化させる「酸化」「活性酸素」の仕組み

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 ところがその過程で、ミトコンドリア内に大量の活性酸素が生じてしまうのです。反応性が強いため、活性酸素はそのままでいることができず、近くのさまざまな分子とすぐに結合(酸化)してしまいます。タンパク質、糖、脂質などとも反応しますし、DNAとも反応します。すると酸化された分子が劣化して、本来の働きを失ってしまうのです。つまり、錆びついてしまうわけです。そんな細胞内の錆が積もり積もって、やがて臓器を弱らせたり、顔のしわなど目に見える老化につながっていくのです。

 酸化は体全体で常に起こっています。そのため、腕だけを錆びつかせないようにするのは、かなり難しい話。やるなら、全身の抗酸化対策をしなければなりません。

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