脳出血で倒れて2年…HIROさん“余命0年”からの生還を語る
僕は意識のない間にけっこう暴れていたみたいで、体にロープをかけベッドに縛り付けられていました。閉所恐怖症やから、MRI検査の時も嫌がってすごい暴れて、看護師さん4人で押さえつけたらしいです。
治療はカテーテル手術と点滴、飲み薬でした。詳しくはわかりませんが、脳のむくみをとったり、血圧や血糖値を下げていたみたいです。6月29日にICUから一般病棟へ移り、7月12日には退院しました。回復は早かったみたいですね。倒れた時は助かる確率20%と言われたのに、一般病棟へ移ったらすぐに点滴スタンドをガラガラ押しながら普通に歩けて、医者に「大丈夫ですか!?」と驚かれましたから。
血圧はもともと高かったんです。収縮期血圧が150(㎜Hg)、入院時はキリンと同じぐらいの250もありました。糖尿病もあって、HbA1cが9.0%(正常値4.6~6.2%)と高かった。テレビの健康番組で血液検査を受けるとコレステロール値とか全部高くて、医者に「余命0年」と何度か言われていました。でも、「この前、そう言われてからもう何年も生きてるわ」と思って、信用していませんでした。だから、何も治療していませんでした。甘くみていましたね。