子供のころから「普通の人との違い」を感じていた
「計画性がないので、修士論文もなかなか仕上げられない。怒りだした助教授(当時)に『もう君の論文を見ない』と言われると、それを真に受けて本当に見せなくなったんです。助教授は単にハッパをかけるためにそう言っただけかもしれないのに、物事を言葉通り受け取るのって、これもASDの特性なんですよね」と、一色さんは話す。
結局、同級生に助けてもらって、なんとか修士論文を提出。IT系の会社に入社することになった。=つづく