拡張型心筋症のひとつ「緻密化障害」が注目されている
最終的な治療=デスティネーション・セラピーとして補助人工心臓を使い、最新のAI技術を導入して故障を未然に防ぎ命を守っていくようにした臨床治験が進んでいるのです。命に関わる輸送手段である航空機や新幹線の重要部品管理にも通じる技術です。
このように補助人工心臓はどんどん進化しています。腕時計ほどの大きさのタイプが開発されるなど小型化が進んでいますし、バッテリーも10時間以上の稼働が可能なくらい性能がアップしています。コードレスになれば感染症のリスクも激減します。
緻密化障害を含む拡張型心筋症で心不全が重症化した患者さんにとって、有望な治療の選択肢が増えたといっていいでしょう。