スマホ手放せない人は注意 ヘバーデン結節の正しい対処法
「変形性指関節症はなんらかの原因で指の軟骨がすり減ることで起こります。軟骨は骨と骨とがぶつかり合わないよう、クッションの働きをしています。それがすり減ることで骨同士がぶつかり、骨にとげのようなものができて、炎症や痛みが発生するのです。そのまま使い続けると骨が変形します。さらに時間が経つと骨同士がくっつくため、腫れや痛みは消えますが、骨は変形したままになるのです」
■治療は痛みの抑制と安静と固定
ちなみに関節リウマチは関節の滑膜炎症と骨の破壊を伴う自己免疫疾患である。遺伝的背景のある人が、喫煙などの環境要因が重なり発症する。手首や手の指が腫れる、左右対称に腫れる、朝起きると手がこわばるなどの症状が表れるが、これも変形性指関節症とは違う。X線写真を見ると関節リウマチは独特の姿をしているうえ、血液検査などで診断できる。
一方、へバーデン結節の確定診断は先に述べた症状に加え、X線写真で行う。関節の隙間が狭くなり、関節が壊れたり、骨棘があったりすればへバーデン結節と診断される。