高血圧や喘息なら要注意 持病の薬で尿酸値が上がるケース

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 ありふれた薬の中にも尿酸値を上げる可能性のあるものがあるのです。たとえば、高血圧に処方される利尿薬、喘息治療薬、結核の薬など。

 つまり、尿酸値がイエローラインで「様子を見ましょう」というのは、尿酸値を上げるような生活習慣や薬の影響を取り除いた生活をしばらく続けた上で尿酸値が下がるかどうかを診てみたいのです。

 痛風発作を起こして足を引きずってこられた方に「きのう、飲んじゃいましたか?」とうかがうと、「ビールが好きで」と恥ずかしそうに頭をかきます。ビールは、プリン体の含有量も多く、さらにアルコールの脱水作用も重なって、発作の引き金を引きやすいのです。

 先ほど尿酸が血液中に溶ける量は、ほぼ決まっていると書きました。脱水がよくないのは、血中の尿酸濃度を上昇させるためです。運動などで汗をかくのも脱水ですが、アルコールによる脱水も見逃せません。

 痛風を起こす方は、多飲や食べ過ぎの行動に見られるように、アグレッシブな傾向があります。そういう方にとって、生活改善が難しいのはよく分かりますが、痛風の先には腎障害があります。そうなると、最悪の場合、腎不全で人工透析も余儀なくされます。「様子を見ましょう」といわれたら、少しずつでいいので生活を見直すことです。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

【連載】医師の常套句「様子を見ましょう」の真意

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