最後の手段で肛門にホースを…お侍ちゃんが語るクローン病
病気以降、ストレスをためない生活を心掛けています。そして「やりたいことはすぐにやろう」と思うようになり、実際すぐに始めたことがあります。同じクローン病の人と会って話を聞くことです。公開しているメールアドレスに全国から連絡をいただいていまして、退院から半年余りで7、8人とお目にかかっています。クローン病患者の旗振り役になるつもりはないのですが、情報が欲しい人にはどんどん渡し、私自身も情報を得て、多くの人と情報共有したいと思っています。
体調は順調に回復しています。ただ、食リポの仕事で食事を残すのはお店の方に申し訳ないので、数軒完食すると3日間は下痢です。仕事帰りにしんどくなって、ヘルプマーク(内部障害や難病の人のためのストラップ)をつけても電車で席を譲られたことは一度もないですし、病気で取りこぼす仕事もあって悔しい思いもします。ですが、病気だから得られる仕事もあるので、それほど落ち込んではいないですね。
侍のなりをして、これまで妻にも弱音を吐かずにきましたが、今は妻におんぶにだっこ。人生、わからないものです(笑い)。