ダメばかりは長続きしない 悪いことを重ねないが重要
■自分ができる範囲で対策を
また、A子さんは基礎代謝基準値が25・5で、30~49歳の21・7を上回っています。筋肉が多いために基礎代謝量が高く、じっとしていても痩せやすい。
好きなものを好きなだけ食べているように見えるA子さんですが、体形維持、というより健康維持のために、A子さんは「悪いことを重ねない」を心掛けているそうです。糖尿病など生活習慣病になって、お酒と食の楽しみを奪われたくない。だから、できる対策はする。具体的には、酔っぱらってシメのラーメンを食べたり、食後に行ったスナックやバーではお通しやつまみを食べない。
コース料理のデザートは、店の人に頼んでパス。日々の朝食と昼食は軽いものにし、「昼に揚げ物」「昼に一品もの(丼や麺類だけ)」なんてことは絶対にせず、基本は定食でご飯少なめ。間食はなし。
数少ない自宅での食事の日は、豆腐、大根おろし、作り置きしている鶏の胸肉で作ったハムや野菜の煮物、刺し身などあっさりしたメニューにする。毎朝ジムに通い、有酸素運動と無酸素運動を日常的に行う。体重、BMI、体脂肪率は定期的にジムでチェックし、変動したら食事量を減らすなどすぐ対応する。結果、毎年の健康診断では、肝機能も含めてすべての数値が良好。