上の血圧が同時に下がってきたり、正常範囲であれば下の血圧が下がっても問題ない。つまり、下の血圧が正常かどうかは上の血圧で決まるのだ。また脈圧が40だとしても、上150、下110のような上下両方が基準値を超えていたら、危険な状態であることには変わりはない。
平均血圧の計算式は「下の血圧」+「(上の血圧―下の血圧)÷3」。たとえば上の血圧が120で、下の血圧が80だった場合には、平均血圧は「93」になる。末梢血管の動脈硬化の程度を示す平均血圧は、脈圧よりも早く上昇し、100を超えると要注意という。
次回は、血管を若返らせる食事の取り方と体操を紹介してもらう。