膵臓の腫瘍にピンポイントに効果的な照射ができ、なおかつ正常組織への影響を少なくすることが可能になっています。つまり、手術の取り残しの問題を克服できる可能性があるのです。
海外では、さらにMRIと一体化した強度変調放射線治療(IMRT)ができるようになっています。呼吸などに伴う微妙な膵臓の動きを、MRIをもとにリアルタイムに追尾しながら、放射線を照射することで、より精度がアップ。海外では、膵臓がんへの効果的なデータが報告されています。放射線治療は新時代に突入し、膵臓がんが難治がんでなくなる日も近いかもしれません。