症状が重くなる?インフルエンザとの混合感染には注意が必要

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「まだそうだと断定されたわけではありませんが、新型コロナについて今後懸念されるのは、混合感染した場合、症状がより重くなる可能性があるということで、知っておいた方がいいでしょう。新型コロナは季節感のないウイルスで夏でも感染拡大しましたが、夏はインフルエンザにかかる人が少ないので、混合感染によるサイトカインストームを心配する必要はありませんでした。しかし、冬場はそうはいきません」

 だからといって過剰に恐れて特別なことをする必要はない。これまで通りマスク着用、手洗い、3密回避など新型コロナウイルス感染症対策を徹底することが、インフルエンザ対策になるからだ。

 実際、南半球では今年、記録的なインフルエンザの少なさを記録している。たとえば、オーストラリアは例年7月にインフルエンザのピークを迎えるが、今年はほとんどいない。南アフリカもチリも同様な傾向を示している。

 日本でも同じような状況で、今年に入ってからのインフルエンザの感染者は激減している。今年4月10日時点での2019~20年シーズンのインフルエンザ感染者数の推計は728万5000人。前シーズン同時期よりも450万人少なかった。

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