鼻<下>薬を使わずに鼻詰まりを治す3つの方法 専門医が指南
自律神経は、日中や緊張しているときに優位になる交感神経と、睡眠時やリラックスしているときに優位になる副交感神経がある。鼻症状は副交感神経が優位になると起こりやすく、粘膜の血管が拡張して鼻が詰まりやすく、分泌物が増えるので鼻水も増えるのだ。
「寒暖差アレルギー」と呼ばれる血管運動性鼻炎は、温度差が7度以上になると出やすいといわれる。これも激しい寒暖差によって自律神経のバランスが乱れて、粘膜の血管の収縮・拡張がうまくいかなくなるからだ。寒暖差が激しい季節の変わり目に、朝起きたときに鼻水、鼻詰まりの症状が強い、鼻が詰まって眠れないという場合は、睡眠時に首にタオルやネックウオーマーを巻き付けて眠るといいという。
また、交感神経を刺激して鼻詰まりを解消するよく知られた方法がある。やり方はこうだ。
■ペットボトル挟み
中身の入っている500ミリリットルのペットボトルを1本用意する。①詰まっている鼻の穴とは反対側の脇の下(位置は脇から指3本分下)でペットボトルを挟む②鼻呼吸をしながら、ペットボトルに圧力をかける。両方の鼻が詰まっている場合は片方ずつ、両脇で行う。