鼻<下>薬を使わずに鼻詰まりを治す3つの方法 専門医が指南
「通年性アレルギー性鼻炎」や「副鼻腔炎(蓄膿症)」などの慢性鼻炎によって引き起こされる鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻詰まり)。この時季は「スギ花粉症」が加わるので症状が一層強く出やすい。また、寒暖差が原因の「血管運動性鼻炎」も起こりやすい。
耳鼻咽喉科で処方された適切な薬を飲むことが大切だが、つらいとき自分で行うセルフケア法という対処の仕方もある。「自力で治す!慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎」(河出書房新社)の著者である「きたにし耳鼻咽喉科」(大阪府守口市)の北西剛院長が言う。「鼻トラブルの基本的なセルフケアは『鼻うがい(鼻腔洗浄)』ですが、これはアレルギー物質や細菌、ウイルスなどを除去したり、鼻水を洗い流すことで効果を発揮します。しかし、鼻炎症状には、自律神経のバランスの乱れが関係していることも多いのです。症状が一時的に強く出ている場合には、自律神経にアプローチするセルフケア法も試してみるといいと思います」