著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

1時間怒り続けると残業6時間分相当の精神力を消耗する

公開日: 更新日:

 被験者に5分間、気遣いや思いやりのある行動を取ってもらうと、なんと彼らのIgAレベルが平均41%増加したのです。1時間後にはIgAレベルは正常に戻るのですが、その後、約6時間にわたって再び徐々に増加。つまり、マザー・テレサの映像を見るよりも、自らが気遣いや思いやりを持った行動をした方が効果があったのです。

 たしかに、困っている人を助けるなどの向社会的行動をすると、後々までいい気分に包まれますよね。実は、そういった高揚感が、心身に良い影響をもたらしていると示唆されているんです。

 一方、怒りや反骨心を、あえてエネルギーに変える人もいると思います。ですが、単に怒っているだけではパワーに変えることは難しいでしょう。大切なのは、「なぜこの怒りは湧き上がるのか?」「世間を見返したい!そのためには何が必要か?」など、理知的かつ客観的に思考するマインドです。

 論理的に考えれば、脳のリソースは、怒りによって反応していた扁桃体から、理性をつかさどる前頭葉へと移動します。すると徐々に怒りも静まり、冷静さを取り戻していきます。実は、怒りを原動力にしている人は、このような冷静な判断や思考を伴っているケースが多く、ただただ怒るばかりでは免疫力を下げてしまうだけなのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場