ワクチン接種後死亡751事例から学ぶ「自身で結果を受け止める覚悟で慎重に判断を」医師が助言
また、出血性脳卒中50例のほか、血小板減少関連疾患の報告があるのも気になる。
「これらの疑問について専門部会でも議論されていますが結論は出ていません。だからこそ私たちはワクチン接種後の死亡についてももっと関心を寄せるべきだと思います。持病のある人は状態悪化の可能性について考えて、体調がすぐれない場合は接種をキャンセルし、延期する勇気を持つことが大切だと考えます。接種はかかりつけ医にしてもらい、接種後数週間は体調の変化にとくに気をつけましょう」
とはいえ、ワクチン接種は前向きに検討すべきだと林院長は言う。
「新型コロナに感染した場合の死亡率は7月27日時点で1.7%。一方、厚労省に報告されたワクチン接種後の死亡のすべてがワクチンの副反応と仮定した最悪シナリオでも、7月11日でのワクチン接種後の死亡率はファイザー社製が0.00166%。ワクチンを接種すれば感染や重症化リスクを低下できるのです」