来年へ向けてオミクロン株に対する備えは大丈夫なのか
私は、迷惑も顧みず役所の幹部と某議員に「自宅療養ではなく、オリンピック後の大規模な施設を利用し、そこに医師と看護師に常駐してもらい、なんとかして感染者と死者を少なく出来ないだろうか」と提案してみました。2人は話だけは聞いてくれました。
秋になって、不思議に感染者数は減りましたが、オミクロン株が出てきて不気味です。備えは大丈夫なのでしょうか? 勝手にイライラしていた私などよりも、その何百万倍も大変だった、つらかった方がたくさんおられます。医療者も、医療者でない方も、仕事を命懸けで頑張らなければならない、それでも職を失って生活が大変な方もおられます。ここ数年は微減となっていた自殺者数は、昨年から増加に転じ、特に女性が増えているのです。
暮れになって、作家で尼僧だった瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。寂聴さんの法話集に「言いたいことを言った方が胸がすっとします。それが健康法の一つです」とあります。よく、「日本人は耐える、忍ぶ力にたけている」と言われますが、社会の矛盾には黙っていてはいけないのだと思いました。
コロナ禍でがん検診者数が減り、特に早期がんの発見が減っているようです。今後、がんが進行してしまった形で見つかることが増えるのではないかと心配されています。来年は早めに検診を受けておきたいものです。