自由診療歯科医が教える歯のケア(5)インプラントをどう考えるべきか?
インプラントは顎の骨に埋め込まれているが、歯周病はその顎の骨を溶かす。
そのため、インプラントをした人は歯周病の状況を年に2~3回はチェックすべきであり、定期検診が必要だ。
「義歯にすると天然歯の咀嚼(そしゃく)力が半分以下に低下するといわれ、肉料理や硬いものが食べにくい。しかも、総入れ歯では上顎に分布する『味蕾(みらい)』と呼ばれる味を感じる器官が樹脂製の床に覆われ、食べてもおいしさを感じにくいとされています。全部でなくても数本インプラントを入れて義歯を支えると、義歯は安定し義歯を長持ちさせることもできます」