著者のコラム一覧
清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

コロナワクチン接種で「帯状疱疹」は本当に増えているのか?

公開日: 更新日:

 ここ数回、帯状疱疹ウイルスと片頭痛の関連性についてお話ししてきました。今回はコロナワクチン接種が始まって以来まことしやかに囁かれるようになった「コロナワクチン接種で、帯状疱疹になる人が増えている」という件について、私なりの見解を述べたいと思います。

 コロナワクチン接種がスタートしてからというもの、患者さんから「コロナワクチンは打つべきか、打たないべきか」という相談を多く受けてきました。接種するかしないかは、ご本人の決断です。医師の立場から明言はできません。

 現時点ではこのワクチンが「100%安全」と言い切れる段階ではありません。なぜなら医学的確証が確立されるまでは、最低でも5年以上の臨床的経験が必要とされているからです。コロナワクチンの一般接種が始まったのが2021年の4月ごろですから、何らかの答えが出るのはまだ少し先のこととなるでしょう。

 とはいえ、私が実際に医療の現場で見てきたこと、そして感じたことを伝える必要はあると思います。コロナワクチンに限らず、ワクチン接種をきっかけに、他の感染症の発症は増加傾向になります。特にコロナワクチンでは、短期間に数回接種することで、人が本来持っている免疫機構のバランスが破壊される可能性がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動