著者のコラム一覧
清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

偏頭痛や群発頭痛に悩んでいるなら帯状疱疹ワクチンの検討を

公開日: 更新日:

 今回は帯状疱疹ワクチンを取り上げたいと思います。

 帯状疱疹ワクチンには、体内に潜む帯状疱疹ウイルスの活性化を抑え込む作用があります。結果、帯状疱疹の発症リスクを下げ、また発症しても重症化することを防ぎます。

 ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があり、それぞれに特徴がありますので、気になる方は病院で聞いてみてくださいね。ワクチンは任意接種となるため、保険適用ではなく接種料金は全額自己負担。とはいえ地域によっては接種費用の一部を助成しているところもあるので、接種を考える際は事前に調べてみることをおすすめします。

 帯状疱疹はピリピリとした嫌な痛みが続く、つらい病気。合併症として帯状疱疹後神経痛があり、この症状がまた非常につらい。

 帯状疱疹が治った後も、ヒリヒリ、ズキズキとした痛みが続きます。衣服がちょっと肌に当たるだけで痛みを感じる人もいます。人によっては月単位、年単位で症状が続くことも。帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛に罹患しないためにも、私は帯状疱疹ワクチンの接種をおすすめします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動