年末年始の帰省では親・子・孫で大いに思い出を語り合おう
年末年始、帰省で久しぶりに親御さんと会うという方もいるでしょう。大いに会話を楽しんでもらいたいと思います。
年を取ると、同じ話を繰り返してしまいがち。「その話、さっきも聞いた」「同じ内容ばかりがぐるぐる回っている」など、親御さんと話していて感じたことがある人は結構いるのでは? 他人であればじっと耳を傾けていられることでも、家族というものは難しいもので、つい話を遮ってしまう。
また、記憶違いを指摘してしまうことも。「お母さん、言っていること間違えているよ! 本当は〇〇〇だったよ!」といったように、ですね。遠慮のない家族間だからこそ、起こり得そうです。同じ話を繰り返す人に、それを指摘するのがいいのか悪いのか。一概に「悪い」とは言えず、ケース・バイ・ケースです。
しかし、相手が同じ話を繰り返していることに気が付かないでいる場合、「さっきも言った」という指摘は、相手に混乱や不安を与える可能性があります。
何より、楽しく話している時に横やりが入ると、あまりいい気持ちはしませんよね。普段会っていない人との会話は、老いも若きも、健常者だろうと認知機能が低下していようと、脳への刺激になります。昔の話は、それを思い出して言葉にしたり、逆に相手の話を聞いて思い出したりすることで、脳が活性化し、活動性、自発性、集中力の向上にもなります。