「コンタクトレンズ」を使うならかかりつけ医が必要な3つの理由
実際、CLが高度管理医療機器にもかかわらず、1日使い捨てタイプのCLを何日も使い続けて角膜潰瘍を起こしたり、水道水でレンズを洗うことで起きるアカントアメーバ角膜炎などを患う人は後を絶たない。
救急外来の眼科にかかる患者の5~10%はCLによるトラブルで、そのうち3割が入院を要する重症患者だとの情報もある。
②見え方に差が出る
同じ種類のCLを装用していても、見え方が変わることがある。それはCLのフィッティングに差があるからだ。
「人によって角膜(=いわゆる黒目)の大きさは異なります。その人に合ったサイズのCLを使い、CLの曲率が目の形に対して平坦すぎたり、急すぎたりしないことが大切です。適切なCLはセンタリングが良く、きちんと角膜を覆い、まばたきによって動きすぎることなく動き、レンズの下の涙液交換が行われ、不要物を排除できる状態です。ルーズなフィッティングは目に違和感があるだけでなく、視力が安定せず、目に損傷を与えることにもなりかねません」