乳幼児の湿疹に注意! 積極的治療で食物アレルギーの連鎖を断つ

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「皮膚のバリアー機能が低下すると、卵などの食品や花粉、ハウスダストといった、本来は皮膚から入ってこられないアレルギー原因物質(抗原)が皮膚から侵入。それらを攻撃しようとする免疫細胞と接触し、経皮感作が起こる。そしてアトピー性皮膚炎という最初のアレルギー症状が引き起こされるのです」(馬場直子部長=以下同)

 全身の保湿をしっかりすることで皮膚のバリアー機能低下を防げる。国立成育医療研究センターの研究者は、アトピー性皮膚炎の家族歴があるハイリスクの乳児に対し、生後すぐから保湿スキンケアをしっかり行った場合、アトピー性皮膚炎の発症がどうなるかを調べた。すると、アトピー性皮膚炎を発症するまでの期間は、特に何もしなかった群に対して有意に延長。32週後でアトピー性皮膚炎の発症を約30%抑えられるとの結果が出た。

■皮膚に湿疹があればステロイド外用薬

 ただし「保湿さえしていればOK」ではない。

「皮膚に赤みや湿疹が出てしまったらアトピー性皮膚炎と考えられる。そうなると保湿剤だけではダメで、ステロイド外用薬を塗らなければなりません」

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