冬のかゆい乾燥肌を徹底対策 すぐにできる5つのポイント

公開日: 更新日:

 冬になり湿度が低くなると、悩まされるのが「肌の乾燥」。かゆくて、無意識にかきむしってしまう人も多いのではないだろうか。

 年を取ると、肌は乾燥しやすくなる。新宿駅前クリニックの蓮池林太郎院長が言う。

「皮膚の表面には、皮脂やセラミドといった細胞間脂質や、尿素などの天然保湿因子が分泌されています。それらが水分と混じり、皮膚表面の水分量が一定に保たれています。ところが、加齢とともにこれらの成分の分泌が低下。皮脂膜が薄くなって水分が減少し、乾燥肌になります。子供や若者でも乾燥肌はいますが、高齢になるほど数はぐんと増える。『若いときはそうじゃなかったのに』という人もかなりいます」

 特に乾燥しやすい部位は、肘、腰回り、膝、すね、足の裏。もともと皮脂の分泌が少なく、乾燥がひどくなりやすい。

 たかが乾燥と思ってはいけない。

「乾燥がひどくなると強いかゆみを伴い、さらに悪化するとひび割れや皮むけなどが見られることもあります。赤みや水ぶくれなどを伴う湿疹が出ることがあり、これを皮脂欠乏性湿疹と呼びます。湿疹は放置しないで、悪化する前に皮膚科に行ってください。炎症を鎮めるステロイド外用薬が処方されるので、それを塗るようにしましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動