災害時の応急処置(1)流水で冷やし、体に張り付いた衣服は脱がさない

公開日: 更新日:

 災害大国日本では、台風、大雨、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火など、ひんぱんに大きな災害が起きる。1月1日の能登半島地震では、死者299人、負傷者1327人(7月18日現在・総務省消防庁発表)の人的被害があった。

「大きな地震が発生する確率は高いと言われていますし、たとえば今日、首都直下地震が起こってもおかしくありません」と警鐘を鳴らすのは、救急のスペシャリストである東京消防庁救急部の上曽一永消防司令補だ。

 災害が起きれば、自身や家族がケガを負うリスクは大いにある。幸いにも自らは無傷だったとしても、見知らぬ人から助けを求められる場合もあるだろう。そんな時には応急処置が重要だ。まず知っておきたいのはやけどの対処方法。基本は衣服の上からでも速やかに水道の流水で冷やすことだという。

「水を患部に直接当てるのではなく、少し上から流し当てるようにするといいでしょう。単純に、やけどしたところに直接流水が当たると痛いですからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    パリ五輪は「史上最悪の祭典」…テロの脅威、暴徒、競技場不備、蒸し風呂の移動バス、選手村はエアコン無し

  2. 2

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  4. 4

    “やす子のマラソン時だけ”募金QRコード表示の「24時間テレビ」にツッコミ多数…なぜずっと出さない?

  5. 5

    中森明菜は金銭的にもひと息…ファンクラブ限定イベントは3日間で5000万円の実入り

  1. 6

    変装もバレバレ 周囲の客が恐れる和田アキ子のパチンコ姿

  2. 7

    宮田笙子の喫煙を以前から把握か?体操協会に向けられる疑惑の目…“過去にも厳重注意”の証言

  3. 8

    利上げ観測で「円高」急加速1ドル=151円台…7月末の決定会合で植田日銀はどう動く?

  4. 9

    大相撲名古屋場所観戦で間一髪…難を逃れた大村崑(92歳)が3年前から始めていたこと

  5. 10

    石丸伸二さんについて、あたしの頭の整理がついたので、述べさせてもらう。