疲労回復には逆効果…「BCAA」が豊富なプロテインは良質な睡眠を妨げる

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 トリプトファンから作られる睡眠ホルモンのメラトニンは、体温や血圧を下げて眠気をもたらしたり、睡眠を持続させる作用があり、睡眠の質を高めるためには欠かせない。健康のために摂取しているプロテインでBCAAを取りすぎてトリプトファン=メラトニンを減らしてしまったら、本末転倒だ。

食事で十分に摂取できる

「もちろん、健康維持のためにタンパク質の摂取は大切ですが、プロテインではなくても食事で十分に賄えます。動物性タンパク質が豊富な肉、魚、卵、乳製品だけでなく、大豆や穀類にも植物性タンパク質が含まれています。白米やパンからも摂取できます」

 厚労省の「日本人の食事摂取基準」では、1日に必要なタンパク質の推奨量は18~64歳の男性で65グラム、18歳以上の女性は50グラムとされている。サケやブリなどの魚には100グラム当たり約18グラム、鶏の胸や豚のロースなどの肉類には100グラム当たり約17グラム、ご飯1膳で3.6グラム、食パン1枚で4.4グラムのタンパク質が含まれている。1日3食の食事でOKなのだ。

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