がん放射線治療ウソ・ホント(2)初回は計画書の費用が加算され高額に
乳がんの放射線治療の照射時間は2~3分間だ。照射前に着替えをして、放射線の機械下に設置されているベッドに横たわる。照射後はまた着替えて終了だ。
一連の動作を合計しても15分程度。ここに病院の受け付けや会計待ちの時間などがかかるとはいえ、トータル時間はそう長くはなく、午前に放射線治療を受け、午後はいつも通りに仕事、という日々だった。
ただ、乳がんの場合は、2方向からの照射となるのだが、がんの種類によっては5方向から照射を行うことも。その場合は当然ながら時間は延びる。
照射の際に着替えをする、と書いたが、私が治療を受けた国立成育医療研究センターでは自分で持参した服に着替えるのでもOKだった。
私の場合はあらかじめ看護師さんから「照射時は無地の薄手で綿100%のTシャツがベストです」と助言があった。照射の際はブラジャーは着けられない。そのため、体にピタッとしたものよりもある程度ゆとりがある方がいいだろうと、大手量販店で白Tシャツを2枚購入した。