4つの条件ピタリ…夏休みは「長野北部」の大地震に要注意

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 もうすぐ夏休みがやってくる。水をさすつもりは毛頭ないが、長野北部(信濃大町―新潟県糸魚川市)で大地震が起きる可能性がある。

 根拠は、立命館大・環太平洋文明研究センターの高橋学教授(災害リスクマネジメント)が、大地震発生のパターンから導き出した「経験則」だ。高橋教授は、日本のみならず南米各国やフィリピン、ソロモン諸島で発生した数々の地震発生を事前に予測してきたプロフェッショナルである。昨年12月の茨城県北部地震、今年2月の千葉県北東部地震も的中させている。

 高橋教授の「経験則」とはこうだ。

【条件①】それまでほとんど地震の起きていない場所でM2・5―M4の地震が起きる。

【条件②】その後、比較的静穏な時期が約60日続く。

【条件③】約60日後に、②とほぼ同じ場所で、M2・5―M4クラスの地震が発生する。

【条件④】半日~3日後にM5以上の地震が発生する可能性がある。

「あくまで経験則であり、科学的なメカニズムは分かりません。95年の阪神・淡路大震災、11年の東日本大震災、昨年4月の熊本地震、同10月の鳥取県中部地震にこのパターンがあてはまっています。このような経験則がある以上、事前に警鐘を鳴らすことは必要です」(高橋教授)

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