雪なしの不気味な富士山…「地震と噴火の前兆」って本当?

公開日: 更新日:

 これらの現象と相まって、富士山の雪の量を心配する声が増えているようだ。地震と関係はあるのだろうか。

 気象庁の担当者は「確かに例年に比べ、富士山の雪が少ないです。でも、地震や噴火とは関係ありません」(天気相談所)とキッパリ答えた。山梨県富士吉田市の担当者も「富士山に雪が積もらないのは決してめずらしいことではありませんよ」(富士山課)と驚きはないようだ。

 一般社団法人「富士五湖観光連盟」の担当者はこう説明する。

「富士山の天気は、東京と同じく太平洋側の低気圧の影響を受けます。東京で雨が降り寒い時、富士山でも雪が降り積もります。ここ数カ月、東京の雨量は少なく富士山が東京の天気に準じている説明がつきます」

 確かに、今年8月以降の降水量は前年より少なく、11月は昨年の10分の1以下だった。地震や噴火との関連はないようだが、近くで地震が頻発しているのは事実。もしもの時のために備えよう。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ