海底火山「噴火浅根」ひさびさ活動で巨大地震との関連は? 専門家は「3つのパターン」を指摘
太平洋プレートは最近、日本列島やオセアニアなど西側でとくに動きが活発だ。インドネシア・スメル火山(昨年12月)、トンガ・フンガ火山(今年1月)、パプアニューギニア・マナム火山(3月8日)と大規模な噴火が起きている。また、16日の福島県沖地震(M7.4)、23日の台湾東部地震(M6.6)も太平洋プレートが原因だ。
太平洋プレートの活発化によって、この先、列島付近で巨大地震が起きる恐れがある。その場合、3つのパターンがあるという。
「①太平洋プレート上か北米プレートとの境界で起きる“福島沖型”なら、茨城北部から北海道沖の広範囲で巨大地震の可能性があります。②一連の火山の噴火や台湾の地震は、太平洋プレートがフィリピン海プレートを押して生じたものです。このタイプなら千葉南西沖から沖縄、台湾、フィリピンまでのエリアです。③さらに、太平洋プレートとフィリピン海プレートと北米プレートが重なり合う相模トラフで起きれば、首都圏を直撃することになります」(高橋学氏)
噴火浅根の噴火は巨大地震への警鐘と考えた方がいい。