比較される愛子さまと眞子さん 成年会見で高まる“女性天皇”待望論と公優先の姿勢

公開日: 更新日:

■皇族として公を優先する姿勢

 皇位継承問題の議論が進まない中、女性皇族でありながら、昨年20歳を迎えられた愛子さまの立場は現状、決して安定したものではない。皇位継承のみならず、皇族数の減少により女性皇族が結婚後、皇室に残る案も出ている。

 そんな状況に置かれている愛子さまの会見でとりわけ印象的だったのが、皇室の一員としての在り方について問われた次の回答だ。

<私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下を始め、皇室の皆様が、国民に寄り添われる姿や、真摯に御公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております>

「今の皇室の状況は愛子さまの幼少期から想定されていたため、将来天皇になる可能性も排除せずに育ててこられたということでしょう。とりわけ国民に寄り添う姿勢を重んじられているのは、天皇皇后両陛下の影響が大きいことが愛子さまの言葉からも伝わってきます。今回の会見が『愛子さまを天皇に』という声をより一層強くしたのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド