ソーセージ風の肉片は人間のシッポ! メキシコの病院から報告された新生児の驚愕症例
このソーセージのような肉片は、新生児のお尻についていたものである。メキシコ北東部の病院で生まれた女児のお尻に、本当にこのシッポが生えていたのだ。
世界的にも大変珍しい症例で、米小児外科学会誌が最新号で報告している。両親は健康な20代と伝えられており、母親には妊娠中、放射線被ばくや感染症がなかったことが分かっている。
シッポのX線検査を行っても、内部に異常や骨構造を示す証拠は見つからなかった。
診察した医師たちは、このシッポが結合組織、筋肉、神経からなる良性の肉片であると結論づけている。さらに新生児には脳にも脊椎にも異常がないことが分かっていたため、シッポを切除。リンバーグ形成術で切除部位を再建した。
女児は退院し、今のところ合併症は報告されていない。
小児外科学会誌によると、人にシッポが生えることは極めてまれで、2017年までに世界で195例が報告されたに過ぎない。
ただ、胎児が母体内にいる時にシッポを持つことはままあるという。だが、通常は生まれる前に体内に吸収されてしまうそうだ。