骨肉腫を克服した米国高校生男女の「深い友情と絆」が話題に
骨のがんである骨肉腫を克服した米国の高校生2人がプロム(卒業記念のダンスパーティー)に出席して話題になっている。
米誌ピープルなどで報じられ、全米の注目を集めているのは、インディアナ州エイボンの高校に通うビビアン・イーグルさん(17)と、同州インディアナポリスに住むケイド・トンプソンさん(18)。
2人が出会ったのは、ビビアンさんが骨肉腫の診断を受けた1カ月後の2022年2月。
ビビアンさんはライリー小児医療センターで化学療法を始める直前で、ケイドさんは20年に骨肉腫の診断を受け、ちょうど最後の化学療法を終えたところだった。
ケイドさんは自身の体験に基づき、つらい化学療法を受けるビビアンさんを励まし、安心させた。そして昨年10月に療法を終えた時には、2人の間には深い絆ができていた。2人は恋人ではなく、ケイドさんはビビアンさんの友達と交際している。
ケイドさんは、プロムに出席することを夢見ていたビビアンさんに「必ず僕がエスコートする」と約束。5月13日のプロムに完璧にドレスアップして出席した。
ビビアンさんはピープル誌にこう語った。
「本当に楽しかった。完全にすべてを忘れました。普通のティーンエージャーに戻ったみたいでした」