著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

医学部志願者数が急増で気になる学費と偏差値の「相関関係」…お得な大学は?

公開日: 更新日:

「例外はあるが、学費が高いほど偏差値は低い。なんとしても子どもを医者にしたい開業医の家庭で、こうした大学が選ばれる」(予備校講師)

 開業医の場合、出身大学で経営が左右されるケースはほとんどない。大学名は二の次。とりあえず合格できるのならどこでもOKという構えだ。

■1億円つぎ込んで我が子を医者にする親も

「カネに糸目をつけないというと言い過ぎですが、金銭感覚が違う層がいるのは確か。家庭教師をつけ医学部進学に実績のある中高一貫校に入れて、予備校や個別指導……。学費を合わせると、医者になるまでに1億円を超える額をつぎ込む家庭も珍しくない」(同)

 一般家庭には縁遠い話だが、ますます狭き門になっている国公立大に照準を合わせても、合格できる保証はどこにもない。結局、多くの受験者は私大を併願することになる。学費が安い医学部の偏差値が高くなるのは当然の帰結なのだ。

「6年前に医学部を新設したばかりの国際医療福祉大は学費のわりに難易度は高くなく狙い目だった。ところがその後、毎年のように偏差値は上がり、もはや穴場とはいえなくなっている」(同)

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