酒席の酔っ払いトラブルを丸く収める達人には共通点が…脚本家・ライターが説く
古舘伊知郎(68)が自身のYouTube動画(20日付)で、先輩のみのもんた(79)の過去のエピソードを明かし、話題になっていた。
古舘が新人アナだった22歳の頃、みのと噺家がキャバレーで司会をしている様子を舞台袖から見学していたら、酔っぱらい客から「1万円やるから俺の靴底を舐めろ」と声がかかった。
2人は靴を舐める代わりに、すかさずネクタイを外し、「社長、お靴を脱いでいただいて」「ほどいたネクタイで、靴の中を拭かせていただきます」。客もさすがに黙るしかなく、2人が「1万円いただきました!」とお礼を申し上げて、その場を収めたという。
終了後、みのから「ここを見とけ」と言われたという古舘は、「徹底的に盛り上げなきゃいけないんだって頭が下がる思いでした」と感心しきり。ネット上でも、みのの対応力や人間力を称賛する声が上がっている。
とはいえ、これは40年以上前の昭和のエピソード。IT関連企業の40代管理職はこう話す。
「これだけパワハラにうるさい時代ですから、相手が立場が上の取引先でも、酒席で理不尽な要求をされるケースも、減りつつはあります。そのぶん若手ほど、飲み会のトラブル処理能力が下がっていて、一度揉めると、こじれがちですね」