自民が断ち切れない旧統一教会との“ズブズブすぎる”関係 党中枢と教団トップ面会が常態化
被害者救済法案審議のタイミング
旧統一教会問題を長年追及してきたジャーナリストの鈴木エイト氏がこう言う。
「写真の流出元は教団ではないと思いますが、教団側が事実上、岸田首相と幹部の面会を認めているあたり、自民党にとって不都合な報道が続いている今の流れに便乗しているのではないか。教団の財産保全が議論されているタイミングということもあり、教団側が攻め戻している印象です」
“蜜月写真”から改めて浮かび上がるのは自民党と教団のズブズブぶり。韓国の教団幹部らは2017年に訪日した際、自民党本部で高村副総裁(当時)と面会したり、菅官房長官(同)から官邸に招待されたりしたと明かしている。
「自民党本部での面会は、異例のことではありません。むしろ常態化しているのではないか。党本部に教団関係者が入り込み、内通しているといわれています。だからこそ、教団幹部が政権中枢とも会えるわけです。自民党が教団と所属議員との接点を調べる簡単な『点検』でお茶を濁している限り、岸田さんのようなケースはこれからも出てくるでしょう。徹底的な調査・検証が必要です」(鈴木エイト氏)
岸田首相は自民党と旧統一教会の間に「組織的な関係はない」と主張している。自身に疑惑の目が向けられている今こそ、党として徹底調査すべき時だろう。