自転車“両手放し”で130km走り世界記録! カナダ人男性「こっちの姿勢のほうがラク」
自転車の両手放し運転が格好よく思えて、子供の頃にやり込んだ人は少なくないと思うが、あるカナダ人男性がなんと130キロ以上もハンドルに触れずに自転車に乗り、ギネス世界記録(GWR)に認定された。
「両手放し自転車運転の世界最長記録」を更新したのは、アルバータ州に住むロバート・マレーさん(写真=GWR公式サイトから)だ。
今年6月12日、5時間37分で130.29キロを走り、それまでの記録122キロを更新。12月6日にGWRから正式に認定された。
ロバートさんはGWRに「個人的には、前かがみになるよりも、両手放しの姿勢のほうが楽なんです。自転車に乗りながら、スマホでメッセージを送信したり、曲を変えたり、バックパックから何かを取り出すことができますからね。私にとってはそれが第2の天性のようなもの」と語った。
実際、記録にチャレンジ中、脚がしびれて無感覚に。しかし、両手がフリーなので脚をマッサージしてピンチを切り抜けた。
この挑戦は、カルガリーのアルツハイマー病協会への募金活動の一環として行われた。ロバートさんの家系はアルツハイマー病にかかる人が多く、祖母もこの病気が原因で亡くなっているそうだ。
ところで、日本で自転車の両手放し運転は、道交法の安全運転義務(70条)違反に該当し、懲役3月以下または罰金5万円以下の罰則が規定されているので、ご注意を。