江戸時代に学ぶ「アンダーヘア処理」の心得…菊池風磨も香川真司も“処理派”でツルツル!
介護に備えて準備したい男性は6割
芸能人やサッカー選手は仕事上、アンダーヘアの処理が必要だが、仕事より重要なのは肌を重ねる相手をはじめ、銭湯などで出くわす第三者への気配りだという。欧米人が抱くアンダーヘアへの不潔意識もそこで、ジャングルのようにボーボーなのは相手に汚さを感じさせるリスクもあることは気に留めておいていいかもしれない。
「介護脱毛が注目されているのも、相手への気配りの表れでしょう。要介護状態になってオムツが必要になったとき、アンダーヘアに便が絡まっていたらみっともないし、衛生面でもよくありません。その点、アンダーヘアを処理していれば、介護してもらう人には介護が楽だし、本人にとっても蒸れやかゆみの予防になりますから、一石二鳥です」
リゼクリニックは昨年、40~50代の男女1140人を対象に介護脱毛についてアンケート。介護脱毛を知っている割合は、男性が35.4%、女性が71.8%で、20年と比べるとそれぞれ7.9倍、2.8倍に急増。その印象については男女とも9割以上が肯定的で、男性は62.6%、女性は78.9%が「介護に備えて脱毛したい」と回答している。
脱毛が日常生活に組み込まれて抵抗感が薄い女性に比べると、介護脱毛を希望する男性は少ないとはいえ、それでも6割を超える高率だ。いまやアンダーヘアの処理は自分のために行うのではなく、相手のために行う行為になっている。まさに江戸時代の気配りが垣間見える。
「そうはいっても、アンダーヘアの有無は性癖の対象でもあり、ありのままでいるのも処理するのも個人の自由。しかし、何らかのトラブルがある人は、処理することで生活が変わる可能性はあります」