愛知の人気うなぎ店が外国産を「三河産」と偽装…ふるさと納税返礼品を送られた寄付者はどうなる?
「店側は返礼品に関しては産地偽装を否定しているが、工場で保管されていた商品を鑑定した結果、一部を除いて外国産と判明した。ただ、すでに返礼品として発送されたうなぎを調べたら、国産だった。ふるさと納税の取扱量が急増したため、三河産だけではさばききれなくなったようだ」(捜査事情通)
西尾市は「うなみ」の商品の取り扱いを中止しているが、産地偽装の疑いがある「うなぎのかば焼き」を送られた寄付者はどうなるのか。ふるさと納税を扱う同市秘書政策課に聞いた。
「警察の捜査で一定の期間、産地偽装があったことが明らかになり、業者が処分されれば、市としてもそれなりの対応をします。ただ、どれが産地偽装の商品だったか調べられないので、困っています」(担当者)
ふるさと納税をめぐる産地偽装は、全国各地で起きている。再発防止策はあるのか。
「我々の商取引は信頼関係で成り立っています。ですから今回の件は寝耳に水というか、がっかりです。取り扱っている600品目の返礼品をすべて調べられるかといえば、無理です。今後については信頼して取引していた中でウソがあったわけですから、常識的に考えたら難しいかなと思います」(担当者)
金に目がくらんだばかりに、地元の信頼を失った。